【独自格付】ダブルエー(7683)は冠位十二階の何色?

冠位十二階

この記事について

 本記事は、企業の「財務・経営指標」と「株主優待」をもとに、優待教独自の評価手法で銘柄を格付けするという、令和に復活させた「冠位十二階制」により、銘柄にふさわしい「冠位」を授けるコンテンツです。
 優待の魅力だけでなく、企業としての実力や将来性を総合的に判断し、資家が「楽しみ」と「資産成長」の両面から銘柄を見極めるための材料としてお届けします。語り口や世界観は創作ですが、優待内容・財務データは公開情報に基づいています。

今回の対象銘柄:ダブルエー(7683)

 汝ら迷える投資家たちが、目先の小得(株主優待)に執着するあまり、それが大得(資産成長)を妨げる重石になってはいないか。私、小得廃止が、この銘柄の真価に相応しき「冠位」を授けましょう。

小得(優待)について

  汝らは「大徳太子」の優待漫才を見たであろうか?あのお二方がこの銘柄の優待内容を面白おかしく紹介してくれています。
 まだ見ていないという者は、以下のリンクから確認すると良いでしょう。
 https://yutaikyo.com/manzai-7683/

評価手法

 これより、この銘柄が汝らの「救い」として相応しいか否かの評価を行います。我らの評価は、以下に定める六つの評価軸(全6項目、+6〜-5のポイント制)に基づき執り行う。その合計点により、この銘柄に授ける「冠位」が定まります。

評価項目

優待教独自の六つの審査項目に基づき、銘柄の真価を判定します。

項目意味審査内容
草薙剣成長の
勢い
売上高成長率が3%以上か
八咫鏡財務の
健全性
自己資本比率
(業種特性を考慮し判断)
八尺瓊
勾玉
株価の
調和
予想PERが17倍以下か
(割高か否かの判断)
還流本業への
寄与
優待が自社製品・サービス等で、
企業の利益に貢献するか
結実稼ぐ力奉納資本御利益率(※)が7%以上か
※投下資本利益率(ROIC)
加護開祖の
共鳴
開祖・小得廃止が保有しているか

判定ルール

  • 各項目が基準を満たせば「+1点」、基準を満たさなければ「‐1点」
  • 最後の「加護」のみ、開祖・小得廃止が保有していれば「+1点」
  • 最高得点は「大徳(+6点)」、最低得点は「小智(-5点)」

(参考)冠位十二階

冠位授与

小礼のイラスト

【結果】

 小礼 (+1)  6/12位

 ダブルエーの冠位は「小礼」となりました。

評価結果詳細

 売上高成長率は8%と高成長を記録しています。これは主力の婦人靴ブランド「ORiental TRaffic」のEC好調に加え、アパレル等の多角化やアジア圏への店舗展開が新たな成長ブースターとしてトップラインを大きく押し上げていることが要因です。自己資本比率は80%超となっており、多店舗展開に伴う敷金・保証金や仕入在庫を抱えながらも、過度な負債に依存しない健全な財務基盤を維持しています。予想PERは31倍と基準の17倍を大幅に超過する水準にあり、商品1点無料という超強力な株主優待への市場の期待先行で株価が上がっている状態です。投下資本利益率(ROIC)は6%と基準の7%を下回っており、積極的な出店や多角化への先行投資によって分母である投下資本が急激に拡大している一方、それらの投資先がまだ本稼働の利益を最大効率で叩き出すフェーズには達していないと言えます。
 現在は、財務の健全性を盾に、国内外の新規出店および多角化事業を早期に黒字化させ、利益の絶対額を急ピッチで積み上げている過渡期にあります。高い売上高成長率は同社の大きな強みですが、投資した資本がまだ十分な利益を生み出せていない資本効率の物足りなさが最大の課題です。積極的な海外・多角化投資が確実に利益の質を高め、ROICが基準の7%を突破することで、足元の割高な株価に実態を追いつかせ、真の優良株へと昇華していけるかを見極めることこそが、今後の投資判断において極めて重要となります

項目基準コメント得点
草薙剣成長の
勢い
売上高成長率9%
(2023.1実→2027.1予)
+1
八咫鏡財務の
健全性
自己資本比率82%+1
八尺瓊
勾玉
株価の
調和
予想PERは31倍
(株価:2026.7.17時点)
-1
還流本業への
寄与
自社売上に直結します+1
結実稼ぐ力奉納資本御利益率6%
※投下資本利益率(ROIC)
-1
加護開祖の
共鳴
保有していません0

結び

 さて、今回の冠位はいかがだっただろうか。汝らの予想通りの色であったか? それとも意外な色に目を見開いたであろうか?もしこの評価が、汝らの銘柄選定や投資判断を行うための一助となったのであれば、開祖冥利に尽きるものです。万葉の風に乗せて、汝らの大得が豊かに実ることを願っております。

 但し、投資は自己責任なり。本評価は特定の売買を推奨するものではなく、投資の最終決定は汝ら自身の判断と責任で行うのですよ。

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