【第三条】源を敬い、よき信徒となれ

七条憲法

【第三条】源を敬い、よき信徒となれ

 皆の衆、よく集まってくれました。

 第一条で己の非合理を赦し、第二条で「小得」を「大得」と見誤らぬ術を知った汝らに、今日はその「小得」がどこから湧き出ているのか、その「源」の理(ことわり)を説き明かしましょう。まずはこの条文を心に刻むのです。

「源」は企業の営みなり

 汝らが手にする優待品や金券は、決して天から降ってくるものではありません。それは、企業が日々知恵を絞り、顧客に尽くし、懸命な営みの中で積み上げた「利益」の分身です。優待を単なる「タダでもらえる物」と考えてはなりません。それは企業の努力の結果であり、汝らに託された「期待のしるし」なのです。

「企業の信徒」となり、敬意を持て

 「強き民」は、数字と効率のみで企業を測ります。しかし、我ら「弱き民」は、その企業の製品やサービスが社会でどう役立っているかにまで想いを馳せる「信徒」でありたいものです。

 「この企業を応援したい」「このサービスが続いてほしい」

 そう思える企業の信徒となり、敬意を持って一株を投じること。その温かな眼差しこそが、企業が日々の苦難を乗り越え、成長へと向かうための灯火(ともしび)となるのです。

敬意なき者に、解脱なし

 もし汝らが、企業への敬意もなく、ただ「小得」を効率よく回収することしか考えぬのであれば、それはいつか汝らの心をも荒廃させるでしょう。源を敬い、企業の行く末を共に案じる。その誠実な想いを持って投資に向き合う時、汝らの「小得」は単なる品物であることを超え、汝らと企業、そして社会を繋ぐ大切な「絆」へと変わるはずです。

本日の修行

 今日、汝らの手元にある「優待品」や「優待券」をじっと眺め、その企業が提供するサービスや製品に思いをはせながら、こう唱えなさい。

「この品は企業の汗と知恵の結晶なり。私は単なる消費者ではなく、共に価値を育む信徒として、その歩みを支え抜く」

 その企業への愛着と敬意こそが、目先の株価に惑わされず、この「大投資時代」を誇り高く生き抜くための最強の武器となるでしょう。

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