【第六条】小得を享じ、大得を育てよ

七条憲法

【第六条】小得を享じ、大得を育てよ

 皆の衆、よく集まってくれました。

 これまでの修行で、汝らは己の非合理を赦し、小得の正体と向き合い、資産を護る術を学んできました。今日は、手にした小得(優待)をいかに扱い、徳を積むべきか。その「循環の理(ことわり)」を説き明かしましょう。まずはこの条文を心に刻むのです。

享受せよ、そして企業の糧(かて)とせよ

 汝らが手にした小得は、単なる私的な楽しみではありません。それは、汝らが企業の「本業」を直接支えるための成長の原動力です。

 企業の提供する製品やサービスを深く享受しなさい。汝らが小得を費やすことで、企業の事業は動き、収益が積み上がります。我ら弱き民が「客」として小得を企業の事業へ巡らせることで、企業はさらなる成長のための体力を得るのです。これこそが、投資家が経済成長の一翼を担う、最も純粋な「支援」の形なり。

小得の享受は、真の利益への投資なり

 汝らが小得を享受することで生まれた企業の利益は、やがて株価の上昇や事業の拡大といった、より大きな果実(大得)となって汝らの資産を押し上げます。

 小得を楽しみ、本業を助け、それを自らの資産成長として受け取る。この「成長の円環」を回し続けることこそが、投資家としての正しい作法であり、資産を育てる最短の道なのです。小得を単なる「タダ取り」で終わらせる強欲を捨て、循環の担い手となりなさい。

巡りの果てに「解脱」を知る

 自ら小得を享受し、事業を支え、その成長を自らの資産で受け取る。この巡りを繰り返すうちに、汝らは気づくはずです。

 「小得に頼らずとも、企業が自らの力で成長し、世界と戦えることこそが真の理想なのだ」と。

 小得を巡らせ、本業を助け、自らの資産を太らせる。この循環を完成させた者だけが、いよいよ最終章、我が名の真髄「小得廃止」――すなわち、優待という杖を必要としない、解脱の境地へと辿り着けるのです。 

本日の修行

 今日、汝らの手元にある優待(小得)を使い、その企業のサービスや製品を全力で楽しみながら、こう唱えなさい。

「私はこの小さな得を享受し、企業の力となる。この巡りが事業を潤し、やがて大きな成長となり、再び私の元へ還ることを信じる」

 その循環を意識する心こそが、単なる消費という「欲」を浄化し、「大投資時代」の荒波を豊かに生き抜くための最強の武器となるでしょう。

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